メンタル面を克服すればバイナリーで勝てるという風潮

バイナリーオプションで最大の敵は何でしょうか。 

一番言われるのが「メンタル」です。
確かにメンタルは重要です。
私もバイナリーを始めて半年もたっていませんが、それでも何度もこのメンタルに泣かされてきました。
調子に乗って普段は2000円で取引しているのに、その時だけ1万円の取引をして負けたり、負けが続いて、冷静さを無くすなんてことも普通にありました。

でも、仕方がないような気もします。
例えば冷静に取引をしているとしても、目の前の1分ごとの結果に反応してしまうのが短期取引なのですから、例えばFXのデイトレのように一度購入したら、あとは放置しても問題ないというタイプではありません。
目の前の結果に対して自分がどう行動するか、ということが問われているのですから、そこに感情を無くして強靭なメンタル、言ってしまえば冷徹無比な人間が取引するという光景は何とも言えない虚しさを感じます。

私だって「冷静に取引する」ということを心がけているつもりですが、60秒たって「ペイアウト3500円」となったら、やはりうれしいものです。
その喜びこそが次の取引へのモチベーションとなり、心配する悔しさが分析と反省の原動力になっているのです。

ですから私は結局、感情的に取引をしているのですし、メンタル面も弱さを認めて、その弱さを使えるような分析方法を使っているわけです。
例えば、ずっと上がり続ける相場なんてありませんから、普段ならば「止めようかな」と思っている相場でも、負けが続けば思い切りよく取引できるようになります。

取引というものは臆病であることが重要ですが、それ以前に人は感情的な生き物であることを捨てるという考えは人間を捨てるみたいな気がしてどうも好きになれないのです。
ですから「メンタルが弱い」ということは別に悪いことではなく、利用できる武器にもなるので、無感情な取引をしてほしくないのです。

これって間違っているでしょうか。